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尾山台ゆあさ内科クリニック

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循環器疾患とは

心臓病、高血圧、血管の病気などをまとめて循環器疾患と呼びます。胸が痛い、苦しい、動悸(ドキドキする、脈が強く打つ、脈が跳ぶなど)なども心臓の病気の症状かもしれません。健康診断で血圧が高いと指摘されたり、心電図の異常などを指摘されたり、どんなことでもご相談ください。

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高血圧

心臓から全身に血液が送り出されており、血管で送り出されている力が血圧になります。血圧が高い状態とは、全身の血管を内側から押している力が強いという状況です。その結果、全身の血管を傷めて、徐々に血管が硬くなり動脈硬化へとつながります。動脈硬化は、脳卒中や心筋梗塞など様々な病気の原因になります。また疲労やストレスなどにより急激に血圧が上がっていると、頭痛などの原因にもなりますので、調子が悪いときには血圧の測定をしましょう。

高血圧の原因は特定されていませんが、遺伝的要因と食生活(塩分の高い食事)や嗜好(喫煙・飲酒)過多、または運動不足や精神的なストレスなどの環境的要因が重なって引き起こされると考えられています。食生活や運動習慣の改善により、高血圧が改善しない場合にはお薬を使いましょう。

不整脈

心臓は1日に約10万回拍動して全身に血液を送り出しています。心臓は規則正しく拍動しているのですが、たまにそのリズムが乱れることがあり、それを不整脈と呼びます。誰でも、少しくらいの不整脈はあるのですが、多くは怖いものではありません。どのような不整脈か、治療したほうが良いかどうかなどを見極めることが重要です。

不整脈の症状は動悸と言われますが、ドキドキと脈が強く打つ、たまに脈が抜ける、脈が早くなる、脈がばらばらになる、胸が痛くなるなど自覚症状は様々です。怖い不整脈だと、ふらつきや失神(気を失って倒れてしまう)、脳梗塞などの原因になりますので、早めにご相談ください。

狭心症・心筋梗塞

心臓の周りには冠動脈(かんどうみゃく)という血管が走っており、その血管が動脈硬化で傷んで血液の流れが悪くなると、狭心症・心筋梗塞になります。狭心症は血管が細くなっていても詰まっていない病気で、心筋梗塞は血管が詰まってしまう病気です。

狭心症は、胸が痛い・苦しいという症状で、坂道や階段を歩いた際に認めますが、多くの場合には数分くらいで改善してくることが多いです。また胸だけでなく、顎・歯が痛く感じたり、腕が痛く感じたり、お腹が痛くなったりすることもありますので、気になる症状がありましたらご相談ください。

心筋梗塞に関しては、胸が痛い・苦しいという症状が持続し、強い症状のために救急車で病院に行くことが多いです。また夜間・朝方に胸の痛み・苦しみを感じる、冠動脈が痙攣する病気など、様々な病気があります。重い病状であれば、カテーテルや手術が必要になりますので、その際には総合病院をご紹介致します。このような病気の方は、一生薬を飲んで、病気が悪くなることを防いでいく必要があります。

心不全(心筋症など)

心臓は1日で7トンの血液を送り出すポンプの役割をしています。心臓のポンプの機能が弱ったら、全身に十分に血液が回らなくなり心不全という状態になります。心不全の原因は様々ですが、症状は比較的似ています。

最初に心不全であるかどうかを診察や検査で確認して、原因が何であるかを調べながら治療を行うことになります。軽い病気の際には、坂道や階段を昇る際や、運動をすると息苦しいという症状であり、徐々に苦しさが強くなってきます。座っていても、寝ていても苦しい状況があったら、急いで受診する必要があります。お年寄りの場合には症状が分かりづらいことがあり、食欲がない、元気がないなどのこともありますので、家族の方もいつもと様子が異なると感じたらとご相談ください。

血管の動脈硬化

血管は心臓から出発して全身に張り巡らされて、全身に血液を送り出しています。血管の病気である動脈硬化は、進行するとあらゆる臓器障害の原因になります。頭の血管が痛むと脳梗塞、心臓の血管が痛むと脳梗塞などとなります。また下肢の動脈硬化が進むと、歩くと足が痛くなるという症状がでたりします。

血圧脈波検査などを行うことにより血管年齢が分かりますので、血管の動脈硬化がひどくなる前にご相談ください。